ボスニアンクロッシェのこと

その昔、北欧を中心に編まれていたというボスニアンクロッシェ。
これはフラットフックと呼ばれる平たくて先端がカギ状になった針を使った伝統的な編み物です。
一般的には、スカンジナビアやスコットランドなどで羊を放牧している間、
防寒具を作るために生まれたとも言われ、
フラットフックは別名「羊飼いのかぎ針(Sheepherf hook)」と呼ばれています。

当時の針は、枯れ木や動物の骨、使い古したスプーン、櫛など、その時々の廃材で手作りしていました。
そのため、現代のかぎ針のように厳密に決められたサイズというのはありません。
編み方は鎖編みと引き抜き編みのバリエーションのみ。
しかも、輪で編み始めるアイテムしか作れないという、とてもシンプルな編み物なのです。

でも、その素朴さ、その潔さがとても素敵に見えるのはなぜでしょう。
引き抜き編みの編み地は密度が高く、厚みがでて保温性も抜群です。
平たい針は引き抜き編みの横向きの目に入れやすく、よりの甘い手紡ぎ糸を編んでいた羊飼いたちが、
糸を引き出しやすいゆるめの目を編むにもぴったりだったように思います。

いそがず、あせらず、ゆるゆると。
のんびりした気持ちでボスニアンクロッシェにチャレンジしてください。




(引用:ボスニアンクロッシェのこもの 帯刀貴子 著より)
 


当店では、上記引用の本「ボスニアンクロッシェのこもの 帯刀貴子 著」とフックの
少しお得になるセットをご用意しております。